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09.29 wed:Don Muang Station, Bangkok(ドン・ムアン駅)
むわんとした熱気が漂う人気のないホーム、彼方の闇を遠く見つめながら列車が来るのを待つ。そうしている間にも温かい湿気の固まりが首をじんわりと押さえつけ、それを振りはらう為にも5分とじっとはしてられない。1時間以上も遅れてやってきた列車は、暗闇を強く照らし低いディーゼル音を響かせながらゆっくりと力強く目の前に現れた。すすけて老朽化が見てとれるボディに走り抜いたたくましさを感じた。
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